研究発表会(修了式)が開催されました
2024(令和6)年3月26日「共創型企業・人材展開プログラム」研究発表会(修了式)が開催されました。
研究員は令和5年10月より6か月間、受入企業において活動しながら、金沢大学の研究員としても企業の課題解決にむけて専門教員からリカレント教育を受けてきました。
6か月間のリカレント教育
・総合演習(10月~3月:月1回)
講師から各企業で取り組む課題解決に向けて、必要となるスキル・知見を獲得するための指導・助言を行った他、各企業の代表者を交えてのワークショップを実施しました。
・課題解決サポートゼミ(10月~2月:月1回)
2つのゼミに別れて、総合演習で示された方針に沿った具体的な対応策の検討を行うと共に、研究としての視点を持って課題を深く掘り下げ、グループ討議と研究レポートの作成を行いました。
・大学専門個別ゼミ(11月~2月:月1回)
2つのゼミに別れて、大学教員より専門性「研究」の紹介をするとともに、大学の研究に関する意見交換を行いました。
・共創研修(10月~3月:計5回)
企業課題解決、地域特性などの情報収集を目的として、外部講師によるセミナーや本プログラム卒業生等を講師として招き、地域の強み・特性・プログラムのあり方等の講演を実施しました。
また、グループになり「令和6年能登半島地震で感じたこと、復興のためにできたこと、今後やってみたいこと」をテーマとして研究員全員で議論、取り纏めました。
研究発表会
プログラムの修了にあたり、これまでの成果を発表するとともに、この事業の効果について共有する場として「研究発表会」を開催し、関係各位の方々にご出席賜り開催しました。
開会に際し、ご臨席いただいた石川県、金沢市、石川県産業創出機構の来賓各位を紹介しました。
金沢大学、協同組合全国企業振興センター、株式会社北國フィナンシャルホールディングスの主催3社を紹介し、主催代表挨拶として、金沢大学 和田隆志 学長より挨拶しました。
次いで、金沢大学 融合研究域 融合科学系 佐無田光 教授よりプログラムの事業報告を行いました。
事業終了まで完走を果たした5名の研究員が受入企業の課題解決に向けて研究テーマを設定し、それに対しどのような取組をしてきたのか発表しました。
また、共創研修の成果として、研究員全員が1つのグループとなり、研究員の立場より「能登半島地震で感じたこと、復興のためにできたこと、今後やってみたいこと」をテーマに発表を行いました。
発表のあと、研究員には金沢大学 中村慎一 理事より「修了証」が渡され、プログラムを通しての講評をいただき、研究員は6ヶ月間の仕事と学業の両立の日々に思いを馳せていました。
研究員は本プログラム修了後も業務委託など、何らかの形で受入企業と関わる事が決まっており、首都圏からの中核人材の確保という点においても成果を得ることができた事業であったと考えます。
このプログラムにご賛同いただき、ご協力いただいた関連企業・団体の皆様、プログラムに研究員として参加を希望してくださった方々、そして6ヶ月にわたって実際に企業での業務と研究活動に励まれた研究員とそのご家族の皆様に感謝を申し上げます。